「コーヒーの入れ方ってどんな方法があるのだろう・・・」
「どの方法で入れるとおいしく仕上がるのかな・・・・」
「いろんな入れ方を知り、おいしいコーヒーを作りたいな・・・」
コーヒー、それは多くの人にとって欠かせない存在ですよね。
私も毎日欠かさず飲んでいます。
じつは、入れ方でコーヒーは味に大きな差がでます。
その理由は、入れ方にはさまざまな種類があり、正しい知識がないとコーヒーの良さを引き出せないためです。
この記事で分かることは・・・
- 10種類のコーヒーの入れ方
- コーヒー抽出のメカニズム
- おいしくコーヒーを飲む7つのひけつ
コーヒーのおいしさを左右する要素を徹底解説します。
特に「味わい方を考える」の部分では、コーヒーの余韻まで楽しむ方法がわかるでしょう。
新しいコーヒーの入れ方を知り、毎日のコーヒータイムをもっと楽しく、気楽に過ごしませんか。
ぜひ一緒に、コーヒーの新しい一面を探しにいきましょう。
必見!コーヒーの入れ方10選
あなたはコーヒーの入れ方をいくつ知っていますか。
じつは、入れ方一つでコーヒーの味は大きく変わります。
さまざまな入れ方を知ることで、あなたのライフスタイルや性格にマッチした入れ方が見つかるでしょう。
ここからは、独特の風味や香りを引き出す10種類のコーヒーの入れ方を紹介します。
入れ方の特徴とコツも解説するため、あなたに合った最高の一杯を見つけてください。
ペーパードリップ
ペーパードリップとは、紙のフィルターを使い、コーヒーの粉をお湯でこして抽出する方法です。
▼ペーパードリップの特徴
- コーヒーの雑味を紙が吸収してくれる
- 1人分でも手軽に作れる
- スッキリとした味わいになる
などが特徴です。
また、ドリッパーにもさまざまな形があり、味に変化がでます。
▼ドリッパーの形
- 台形:しっかりした味わいで濃いめが好きな人におすすめ
- 円すい:すっきりした味わいで世界中のバリスタが愛用
- ウエーブ:バランスの取れた味わいで初心者でも味がブレにくい
など、ドリッパーを変えるだけで、手軽に変化が楽しめるでしょう。
ペーパードリップでおいしくいれるコツは、お湯を3回に分けることです。
1回目で蒸らして香りを出し、2回目以降でゆっくりお湯を注ぐと、コーヒーの深みと風味が引き出されおいしく仕上がります。
クレバードリッパー
クレバードリッパーとは、ドリッパーの底にふたがついているタイプの物です。
紙のフィルターをセットして、お湯を注ぐとすぐには下に落ちず、しばらくたつと、そこのふたが開いて落ちる仕組みです。
そのため、コクがありクリアーな味に仕上がります。
台湾で開発された方法で、誰でも手軽においしいコーヒーがいれられると話題になっており、日本でも注目を集めているため、1度試すのも面白いかもしれませんね。
ネルドリップ
ネルドリップとは、布でコーヒーをこす方法です。
フィルターの素材はフランネル(ネル)を使うことが一般的とされています。
▼ネルドリップの特徴
- 目が粗く、ペーパーではこされている成分も抽出される
- とろりとした味わい
- 再利用可能
などがあります。
紙のフィルターに比べてフィルターの洗浄やメンテナンスが必要ですが、専門店のような味わいが自宅で再現できるかもしれませんね。
フレンチプレス
フレンチプレスとはその名の通り、フランスで生まれたとされる入れ方です。
筒状のガラス容器に、コーヒーの粉を入れ、お湯を投入し、数分待ったら金属のフィルター(プランジャー)を下げ、カップに注ぐと出来上がりで、コーヒーオイルも楽しめます。
難易度は低いわりに、本格的でおいしいコーヒーが飲める方法です。
日本では紅茶によく使われています。
手順が簡単なため、誰でも味のブレがなく作れる方法です。
エアロプレス
エアロプレスとは、手動式のコーヒーメーカーで、注射器のような形をしています。
2005年にアラン・アドラー氏によって発明されました。
抽出時間が短いため、スッキリした味わいがありながら、圧力をかけているせいか、ボディ感もしっかりあります。
忙しい朝にピッタリの方法ですね。
サイフォン
日本の喫茶店でよく見かけるタイプで、フラスコでお湯を沸かし上部のロート内で、コーヒーの粉、お湯を接触させて抽出する方法です。
高温のお湯を使い、短時間で成分を引き出すため、重みがある味わいに仕上がります。
味がブレにくく、香り高いのが特徴です。
攪拌(かくはん)の仕方によって味わいに変化がでます。
エスプレッソ
エスプレッソはイタリアで発明された抽出方法で、加圧しながら(9〜10気圧程度)抽出する方法です。
コーヒーのオイルが乳化し、まったりとした口あたりになり、一般のコーヒーより苦味が強く濃厚な味わいが特徴です。
▼エスプレッソをおいしくいれるポイント
- お湯の温度を一定に保ち抽出する
- 圧力も強すぎると抽出しすぎて、弱すぎると逆になる
- 短時間で抽出するため、一定の時間を保つ(1秒で味がかわる)
エスプレッソはお店で飲むという人が多いでしょう。
じつは、抽出がうまくいっているか見分ける方法があります。
カップ上の「クレマ」に注目してください。
- 成功例:クレマの層が表面に広がっていて、味のバランスが良い
- 失敗例:クレマがばらばらになっていて、苦味が強くバランスが悪い
つぎに、お店で飲むときは注目してみると面白いかもしれませんね。
コーヒーメーカー
お手軽、かつ全自動で抽出してくれるのが「コーヒーメーカー」です。
種類も大きく分けて4タイプあります。
- 全自動式
- 豆を挽くところから抽出まで可能
- サイズが大きく、高額
- カプセル式
- 本体に別売りのカプセルをセットして抽出
- さまざまな味が手軽に楽しめる
- 専用カプセルが必要なため、1杯あたりのコストは高め
- エスプレッソ式
- 圧力をかけてクレマを抽出。
- 手軽に本格的なエスプレッソをたのしめますが、高額で動作音が大きめ。
- ドリップ式
- コーヒーの粉をフィルターにいれて、お湯を注ぐだけで本格的なコーヒーが楽しめる
- 価格もお手頃で、もっともスタンダードなタイプ。
どのタイプも、さまざまな特徴があります。
あなたの予算やライフスタイルにあわせて選びましょう。
私のおすすめは、ドリップ式です。
全自動式は便利で本格的に楽しめるのですが、ややミルの性能が良くないように感じます。
お気に入りの豆を専門店で挽いてもらう方が、おいしいと思います。
パーコレーター
パーコレーターとは、蒸気圧を利用してお湯を循環させながらコーヒーを抽出する器具です。
アウトドアなどでよく使用される直火にかけるタイプの抽出器で、19世紀後半に発明されて、開拓時代のアメリカで広く使用されたとされています。
最大の特徴はやかんのように直接火にかけるだけで、コーヒーを抽出できる点です。
一度抽出したコーヒー液をお湯へ戻し、何度も循環させてじわじわと成分をお湯に移していく構造が特徴的で、高温のお湯が抽出中に粉の中を通り続けるため、苦味の少ない豆を浅煎り、中煎りにし、粗挽きで使うことが一般的に多いですね。
インスタントコーヒー
やはり一番手軽で、良く知られているのがインスタントコーヒーでしょう。
粉のタイプやティーバッグなど種類も豊富で、自宅やアウトドア、オフィスや急な来客などシーンを選びません。
しかも、お湯の温度や量で味を自分好みに調整できるのも魅力です。
ここまで、コーヒーのいれ方について10種類紹介しました。
あなたはいくつご存じでしたか?
もし、興味があれば、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ちなみに私は、フレンチプレスでコーヒーを入れるのが好きなのですが、ガラス製の容器なので取り扱いは注意が必要です。
実際、私は3つほど割ってしまいました。
みなさんも気をつけてくださいね。
コーヒー抽出のメカニズムとは
コーヒー抽出のメカニズムは、科学的に見るとコーヒーに含まれている可溶性の成分をお湯に溶け出させることです。
ただ、豆のままだと内部に水分が浸透せず、成分が溶けださないため、粉砕して粉状にする必要があるのです。
また、抽出方法も器具によって異なり、一般的に3つの方法にわかれます。
つぎからは、その方法について詳しく見ていきましょう。
透過法(とうかほう)
コーヒーの粉にお湯を注いで抽出する方法。
代表的な例は「ペーパードリップ」です。
▼透過法の特徴
- お湯をかけ続けるため、成分を引き出しやすい
- お湯と粉の触れ具合によって、味が変化する
- 抽出技術が味に大きな影響を与える
手軽な反面、技術によって味に大きな変化がでる方法と言えます。
例えば、「抽出時間が長すぎると苦味が増す」といった具合です。
浸漬法(しんしほう)
コーヒーをお湯に浸すことで、成分を引き出し抽出する方法。
代表的な例は「フレンチプレス」です。
▼浸漬法の特徴
- お湯と粉の触れ具合が安定する
- 技術の差が出にくい
フレンチプレスはお手軽で、技術により味の差が出にくいため、初心者にもおすすめの抽出方法です。
加圧法
コーヒーの粉に圧力とお湯をかけて短時間で抽出する方法。
代表的な例は「エスプレッソ」です。
▼加圧法の特徴
- お湯と粉を接触させるのが難しい
- 抽出技術が必要
エスプレッソは、専用の機器が必要な場合も多く、家で試すことは少ないかもしれません。
その分、おいしいエスプレッソを提供するお店を探す楽しみもあります。
コーヒーをおいしく飲むひけつ
ここからは、コーヒーをおいしく飲む方法を7項目に分けて見ていきましょう。
コーヒーの味は豆や水だけでなく、入れ方や温度、保存方法などにも大きく影響されます。
ぜひ、参考にしていただき、コーヒーをおいしく飲むひけつを知ってくださいね。
豆を選ぶ
コーヒーの味の基本は豆です。
豆の種類や産地、焙煎度などによって、香りや風味、苦味や酸味などが変わります。
自分の好みに合った豆を選ぶことが大切です。
- 種類
- アラビカ種は香り高く、良質な酸味がある
- カネフォラ種は苦味が強く、酸味はほとんどない。
- 産地
- 世界各地で栽培されていますが、気候や土壌などによって特徴が異なります。例えばブラジルはバランスの取れたマイルドな味わいで、エチオピア産は紅茶のような華やかな香りがするなど。
- 焙煎度
- 浅煎り:酸味が強い
- 中煎り:中間
- 深煎り:苦味が強い
豆の種類や産地、焙煎度によって、コーヒーの味わいが大きく変わります。
例えば、アラビカ種は香りが高く、良質な酸味がありますが、カネフォラ種は苦味が強く、酸味はほとんどありません。
産地によっても、気候や土壌が影響し味わいが異なります。
焙煎度も重要で、浅煎りは酸味が強く、深煎りは苦味を強く感じるでしょう。
自分の好みに合った豆を探すことが、おいしいコーヒーを楽しむ第一歩です。
▼豆の特徴について詳しく知りたい方は下記をクリック↓
水を選ぶ
コーヒーの成分の約98%は水です。
水の質や量もコーヒーの味に影響します。
水道水に含まれる塩素やミネラルなどはコーヒーの風味を損なう可能性があるためです。
ミネラルウォーターや浄水器でろ過した水を使うと、味にブレがなく、よりおいしいコーヒーができるでしょう。
自分にピッタリな入れ方を選ぶ
さきほど紹介したように、コーヒーの入れ方にはさまざまな方法がありましたよね。
ペーパードリップやフレンチプレス、エスプレッソマシンなどです。
手軽にコーヒーを楽しみたい人なら、ペーパードリップにしたり、ちょっと本格的なコーヒーが飲みたいけど、技術に自信のない人は、フレンチプレスがおすすめです。
このように、自分の好みや目的に合わせて選ぶことが大切です。
温度に気を配る
コーヒーは温度も味に影響します。
温度が高すぎると苦味や酸味が強くなり、温度が低すぎると香りや風味が失われます。
適切な温度で飲むことで、コーヒーのバランスが良くなるでしょう。
- 飲む温度
- 一般的には、60℃〜70℃が最適です。コーヒーの香りや風味が最も感じられるためです。口に含んだときに熱くない程度に冷ましてから飲みましょう。
- 保温方法
- コーヒーは時間がたつと酸化して味が変わります。保温する場合は、電気ポットやサーモスなどの容器に入れておきましょう。
直接火にかけたり、電子レンジで温めたりすると、コーヒーの成分が変化して味が悪くなります。
できれば保温はせずに、いれたてのコーヒーをおすすめします。
- コーヒーは時間がたつと酸化して味が変わります。保温する場合は、電気ポットやサーモスなどの容器に入れておきましょう。
入れる時間を考える
コーヒーを入れる時間も味に影響します。
入れる時間が長すぎると苦味や渋みが強くなり、短すぎると香りや風味が十分に出ません。
適切な時間で抽出すると、コーヒーのバランスが良くなります。
例えばペーパードリップだと、3分以内が目安です。
時間がかかりすぎると、雑味が出てしまうため、3分以内にドリップすると良いでしょう。
ただし、抽出時間は豆の種類や挽き目によって異なるため、自分の好みに合わせて調整することが大切です。
正しい保存方法
コーヒーは保存方法も味に影響します。
空気や光、熱、湿気などによって酸化や劣化が進むため、新鮮なコーヒーを飲むためには、正しい保存方法を守ることが大切です。
- 容器
- 密閉できる容器に入れておきましょう。遮光性のあるファスナー付きの袋が最適です。
- 場所
- 直接、光が当たる場所や高温多湿の場所を避けておきましょう。豆なら冷凍庫保管、粉なら冷蔵庫に保管することも有効です。
- 保存期間
- 豆の場合は、開封後冷蔵保管で2週間以内に使い切りましょう。粉の場合は、表面積が広がり酸化が早く進むため、開封後10日以内が目安です。
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味わい方を考える
次の3つを意識してみよう
- 香り
- コーヒーを飲む前に、香りを嗅いでみましょう。コーヒーの香りは、花や果物、ナッツやスパイスなどさまざまな要素があり、味覚にも影響します。
- 風味
- コーヒーを飲むときに、口の中でコーヒーを回してみましょう。舌の上でコーヒーの風味を感じると、甘みや酸味、苦味や塩味などさまざまな味を感じられます。もちろん、個人差はあります。
- 余韻
- コーヒーを飲んだ後に、口の中に残る余韻を感じてみましょう。余韻は、コーヒーの印象や満足感に影響します。余韻が長く続くほど良質なコーヒーと言われています。
以上、コーヒーをおいしく飲むひけつを解説しました。
おいしいコーヒーを飲んでリフレッシュすることで、仕事の効率が上がったり、ストレスが減るかもしれません。
ぜひ、参考にしてみてください。
まとめ
今回は、10種類のコーヒーの入れ方について解説しました。
▼コーヒーの入れ方10選
- ペーパードリップ
- 紙のフィルターを使い、コーヒーの粉をお湯でこして抽出する方法
- クレバードリップ
- ドリッパーの底にふたがついているタイプの物
- ネルドリップ
- 布でコーヒーをこす方法
- フレンチプレス
- 筒状のガラス容器に粉を入れお湯を投入し、金属のフィルター(プランジャー)を下げて抽出する方法
- エアロプレス
- 注射器のような形で押し込んで抽出する方法
- サイフォン
- フラスコでお湯を沸かし上部のロート内で、コーヒーの粉、お湯を接触させて抽出する方法
- エスプレッソ
- 加圧しながら(9〜10気圧程度)抽出する方法
- コーヒーメーカー
- 全自動で抽出する方法
- パーコレーター
- 蒸気圧を利用してお湯を循環させながらコーヒーを抽出方法
- インスタントコーヒー
- お湯に溶かすだけで飲める方法
以上、10種類を紹介しました。
私のおすすめはフレンチプレスです。
手軽に使えて、本格的なコーヒーが楽しめるため、初心者の方も味にブレがなくおいしいコーヒーが入れられるでしょう。
コーヒーを抽出するメカニズムについても紹介しました。
▼コーヒーを抽出3つの方法
- 透過法(とうかほう)
- コーヒーの粉にお湯を注いで抽出する方法
- 浸漬法(しんしほう)
- コーヒーをお湯に浸し成分を引き出し抽出する方法
- 加圧法
- コーヒーの粉に圧力とお湯をかけて短時間で抽出する方法
コーヒーをおいしく飲む7つの方法も紹介しました。
- 豆を選ぶ
- 水を選ぶ
- 自分にピッタリな入れ方を選ぶ
- 温度に気を配る
- 入れる時間を考える
- 正しい保管方法を知る
- 味わい方を考える
以上、7つの方法を試していただいて、コーヒーを飲むとおいしいコーヒーが飲めて、リフレッシュできる可能性も広がります。
ぜひ、参考にしてください。
もし、あなたの知らない方法で、興味があるものがあれば、一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。
今まで知らなかったコーヒーの一面に出会えるかもしれません。
新しいコーヒーの入れ方を知り、毎日のコーヒータイムをもっと楽しく、気楽に過ごしましょう。
これからも、一緒にコーヒーのみりょくを探しに行きましょうね!
参考資料:コーヒーを楽しむ教科書「井崎英典監修」ナツメ社
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